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TSM渋谷ブログ

2022年8月29日

バンドアンサンブルの心得【その2】

お疲れ様です!

ヴォーカル副担任の鎌田です。

 

前回に続きまして、

クリス副校長の学びの考えをもとに

プロのヴォーカリスト/ミュージシャンになるために

TSM渋谷のバンドアンサンブル授業で心掛けていることのご紹介・その第2弾です!

 

※その1はこちらからどうぞ!

 

【バンドアンサンブル授業の目標】

• 人気のあるスタンダードな曲のレパートリーを増やす!

• 歴史上の様々なアーティストに触れることが大切!そこに学びがあります

• 技術とパフォーマンスのスキルを磨く!

• アンサンブルを通して 演奏する方法を学ぶ!

• プロのように振る舞う方法を学ぶ!

• 機材の使用方法を学ぶ!

• ステージで自信をつける!

• 楽しもう!

 

 

まず、レパートリーを増やすことの大切さについて

クリス副校長に語っていただいています。

 

レパートリーを増やそう!

 

クリス先生より :

アンサンブルクラスで演奏する曲のほとんどは、

スタンダード(標準的)と呼ばれているものです。

 

「スタンダードソング」とは、世界中の人々が知っていて、

色々な場所・地域でリクエストされる曲です。

好き嫌いに関わらず、「Stand By Me」のような曲が

世界中の国々で演奏されています。

 

あなたが外国人と一緒に演奏することになった場合、

彼らはあなたが何をしたいのか尋ねます。

彼らは日本の曲を知らないので、

誰もが知っている標準的な曲を選ぶ必要があります。

 

外国人客を魅了する六本木や渋谷のクラブで演奏する場合は、

客が知っている曲を演奏するように言われます。

 

例えば私が訪ねたことのある世界中から外国人が集まる六本木のクラブに出演していた とあるバンドのセットリストは、

全てが様々なジャンルと様々な時代から選ばれたスタンダード曲でした。

 

ジミ・ヘンドリックスやローリング・ストーンズ、

ビートルズからレディー・ガガ、

ホイットニー・ヒューストンまで、あらゆる曲を演奏していました。

ブルースのスタンダード曲も演奏していました。

常連客がリクエストできる100曲以上のレパートリー曲をリストにした「メニュー」をテーブルに準備していました

 

私をはじめ、プロのミュージシャンであれば全て曲を知っていて、一緒に演奏することができます。

 

面白いことに、そのバンドのギタリストは福岡にある姉妹校(FSM)の卒業生で、

私が担任をした学生でした。

 

お互いに会えてとても嬉しかったし、彼らが演奏したほとんどの曲は、彼が学生時代にアンサンブル授業で学んだ曲で、私が選曲にも関わっていた曲で、学生時代にやっていて良かった、と言ってくれました。

——————

ということで、素敵な話でしたね!

続いて、上達のするためのアンサンブル授業の仕組みについて語っていただきました!

 

ティーチングアシスタント(TA)の中でレベルアップしよう!

 

クリス先生より :

40年以上になるギター人生を振り返ってみると、

毎年同じように成長してきたわけではありませんでした。

本当に上達した年もあれば、

あまり変わらなかった年もありました。

私がすごく上達した年は、どのような状況が起きたと思いますか?

「いつもよりたくさん練習したから」「いつもよりやる気があったから」だと多くの人が勘違いされるのですが、

私の周りのミュージシャンが私よりもはるかに優れていて、彼らのミュージシャンシップのレベルに到達する必要があると感じたからです。

最大の理由はシンプルでした。

 

また、そんななか、

もっと難しい音楽を学ぶことが必要になりましたが、

同時に私に素晴らしいアドバイスもくれました。

 

あなたが受けるこのアンサンブル授業は、この考えに基づいています。

 

あなたはバンド仲間として

プロのミュージシャンである卒業生と一緒に演奏する機会が得られます。

それにより、あなたよりもはるかに優れたミュージシャンと演奏できるだけでなく、

講師があなたへのアドバイスに集中できるようになります。

また、間違いを犯さないミュージシャンと演奏することで、あなたは演奏しやすくなります。

ただし、上手い演奏に頼りすぎないように努力する必要があり、

先輩方と同じように上手にプレイし、負けないように歌唱するように努力する必要があります。

——————

続いて、授業のための予習や準備の大切さについてのお話を語っていただきました!

 

準備をする習慣をつけよう!

 

ミュージシャンにとって最も重要なことは準備することです。

アンサンブルするときに、曲の演奏方法や歌詞がわからないという言い訳は通用しません。

 

授業中に先生が教えてくれることだけをやっていればいいのではなく、

毎日時間をかけて自分のパートを自主的に練習する必要があります。

 

なぜなら、卒業後、仕事やオーディションに参加するときに、手伝ってくれる先生はいないので、

自分自身で準備することに慣れておく必要があるからです。

 

あなたが最初にすべきことは、何度も何度もその歌をその曲を聴くことです。

お風呂に入ったり、電車に乗ったりしている時もです。

 

次に、チャート(構成譜)や歌詞を見て作業する必要があります。

チャートや歌詞を見ながら、音源と一緒に歌ったり、演奏したり、録音してみてください。

 

ヴォーカリストの場合は、

ピアノでメロディーとハーモニーの音符を見つけて(ハーモニーも歌っている場合)、

音符と一緒に歌うようにしてください。

これは、適切なピッチ感を身に付けるのに役立ちます。

——————

 

ということで

今回はクリス先生の経験も交えてお話していきました!

 

前回に比べて少し難しいお話もあったかなと思いますが、

入学を検討されている方は、

ここに書いてあるような

プロになるために大切な習慣を学校で身に付けるご参考に読んでいただければと思います!

 

学生のみなさんは、あらためて実践していきましょう!

 

ではまた!

 

 

鎌田

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