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TSM渋谷ブログ

2021年8月23日

挨拶が「お疲れ様です!」である理由

お疲れ様です。
教務アシスタントの日高です。

 

今回は夏休みも間もなく終わり、

学生のみなさんにも再会ということで

なぜ、僕らの挨拶が「お疲れ様です」なのか、

というお話を書きたいと思います。

 

 

音楽業界に限らず
エンターテインメント業界は
24時間稼働しています。

 

僕がこの記事を書いている今この時間も
あなたがこの記事を読んでいるその時間も
エンターテインメント業界という
大きなくくりでは常に作品が生まれています。

 

そして

その作品をどのように世の中に広めていくかの会議や
いつ放映するか、

またはいつアップロードするか
いつに公開するのか、

どの様に販売するのか
どのようなプロモーションをしていくのか、

 

そこには多くの人が関わることになります。

 

TVやラジオがそうですが
夜中も番組(作品)が放送されていますし
YouTuberを見ても
そのチャンネルの定時頃に
アップされますが、

それ以外は収録や
動画編集に追われています。
(※編集は人数問わずエンジニアに任せている人もいます。)

 

そうなった場合、自分は休憩中でも休日でも
自分が作ったものを広めるプロが、
編集のプロが、準備のプロが、撮影のプロが、
(最近ですと感染対策のプロも)
常に作戦を練っており

 

誰がおはようございますなのか
誰がおやすみなさいなのか
不安定な業界なのです。

 

例えば音楽の場合
アーティストがレコーディングを終えた後
エンジニアが編集作業をしますが
夜間行っている人もいます。

 

次の日起きて作品が上がってきている場合
もしかしたらその人は寝ていないかもしれません。

 

その場合おはようございますという挨拶は
一生懸命働いていた人には
少し違う温度感になってしまいます。

 

以前よりも一般的な業界のような時間での仕事は増えてきてはいますが、

現在でもこういった事情のお仕事は多いです。

 

また、ライブの場合
仕込みという作業があり

武道館などは有名ですが
製作チーム (音響や照明、衣装さん ※あくまでライブを行うための一角です)は、

前日の夜入り、夜中に準備
近くのホテルに泊まり朝は8時や9時入り
終演後にバラシからの撤収
などは有名な話です。

 

それは裏方さんが大変なのでは・・・。

 

「なんでアーティストも一緒にやらないんだ。」となりそうですが

アーティストは
その公演を行うために計り知れないほどの
準備を積んできたのです。

 

また、アーティストは芸術家であり
プロのテクニカルではありません。

 

それを分かっているから
裏方の人もアーティストへ
「お疲れ様です」と挨拶をします。

 

あくまで一例でしたが
このようにエンターテインメント業界は
華やかしい一面、過酷な業界である事から
時間を選ばず相手への感謝の意を述べられる
「お疲れ様です」が相応しいとしています。

 

もし音楽関係と言わず
エンターテインメント業界を目指す人が居ましたら
今日から「お疲れ様です」と、

相手に聞こえるように言ってみてください。

 

その一言から始まる仕事があるかもしれません。
その一言から始まる関係もあるかもしれません。

 

音楽関係をこれから目指す方は、
初めてライブハウスへライブをしに行く時など、
「どのように入っていったらいいか分からない」
「初めてスタジオに行くのが不安」だと思っていたら

元気よく「お疲れ様です!!」と入りましょう。

 

あなたがそこに来れるように準備してくれていた
スタッフさんへの感謝の言葉と
挨拶になります。

 

なぜ僕らが
「お疲れ様です」という挨拶をするのか
というお話でした!

 

TSM渋谷ではこのような
エンターテインメント業界としての
マナーも入学後に教えてもらえます。

 

学校が気になったら是非遊びに来てください!

 

それでは!

 

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